建物事情

yacip2008-01-13

沖縄に滞在して、料理や観光の話だけをしていたのでは、専門家として恥ずかしい。<恐縮

今回の締め括りとして、あちこちドライブなどで見た建物の、独断的感想を少し書かせていただきます。

近年、何回か行って感じる事は、市街、郊外を問わず、あの沖縄独特の、風情ある赤瓦の木造住宅を見る事が、極端に少なくなり残念です。殆どの建物或いは住宅は、鉄筋コンクリート造系(RC造・SRC造・組積造)です。

市街ビルのRC造は、本土と何ら変わりませんが、郊外へ行っても高さは当然低くなりますが、構造はそれです。

勿論、台風などの自然災害と、暑さへの対抗策としての変遷だと思いますが、建築技術者として見た場合、米国などの建物先進国ですら、住宅のほとんどは木造2X4造ですから、かなり老朽化した建物も多く有りますが、住まいのRC造は高級感覚です。(RC住宅の場合、本土の物件は割合が少ない分恐ろしく費用を掛けますが、こちらは一般的なのでシンプルです。)

それと本土では、市街に近代的な建物が集中し、少し郊外へ行くと大概、極端な田舎の佇まいとなります。
でも、ここ沖縄では、市街と郊外の風景がそれほど変わらないのです。(最北部へは行っていませんが)

また、外壁の色使いですが、独特な感じもしますね。(全体には白っぽい感じですが、濃い色を塗る場合、パステルカラー系をあまり好まれないのかな?)

最後に、住宅のRC技術は恐らく相当高いんでしょうね。

写真は、ゆいレール車内から写した市街直前の風景です。