建物と地盤と基礎補強 その2<思い出編>

今回は、基礎補強工事の現状についてお話します。

中高層の建物は勿論、低層住宅の場合でも地盤調査の後、ほとんど基礎補強を施していると思われます。(進歩しました)
しかしながら、現実は各杭工事であれ、表層改良であれその他の補強も含めて、請け負っている住宅会社等はあまり工事管理をされていないのではと感じます。(補強をしてあればいい、或いは出来ていればいいぐらいの感覚では、失礼<苦笑)

きっちりされている請負会社は別として、ほとんど補強工事をされている業者任せが現実では無いでしょうか。
たとえば補強のひとつに、柱状改良杭と言うのがあるんですが、見えない地面の中でセメント系の材料と地中の土と周りの水分を丁寧に攪拌して杭をつくるんですが、強度のある、それで居て支持層まで到達した(精密に申せば数十cm食い込ませます)きちっとした形の杭にするのには、丁寧な作業と大変高等な技術が必要なんです。

他の工種は、後ででも確認は出来ますがこの工事は杭打ち重機が残したデーターと使用材料の数量確認のみです。(データーも状況によっては完璧で無い場合も?!) より工事管理が重要ですよね。

幸い小生は、以前在籍しておりました住宅メーカーで一時期、基礎補強専門の部署にもおり、地質状況や基礎補強の仕事に励んだ事がありましたし、その専門業者と密接に関わる事が出来ました。今でも情報交換はしております。またその分野の研究や工事管理(責任者)もしておりました。
その時でも、かなりキッチリ工事管理やデーター確認をしていたつもりですが、それまでは業者任せだった事も有りトラブルも・・・状況でした。(詳細は控えます<苦笑)

特にこの分野は建物にとって大事なんですが、建築技術者の中でも詳しい人が少ないせいで業者まかせの場合が多いのです。
通常は大丈夫だとしても、大きな天災時等はどうでしょうか。

建てられる場合は、そのあたりも注意してください。

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