基礎補強の偽装  その2

今までの経験を少し意味がずれるかも ですが記して見ます。

40年ほど前、地元のゼネコンでたしか5階建て鉄筋コンクリート造などの集合住宅をいくつか現場責任者として携わりました。

そんな弱小で技術力もーーー <失礼
ですが、杭打ち施工は(この場合本格的な既製コンクリト杭の打設)一本一本支持層へ打ち込むんですが、強烈な音や入る僅かな寸法の違いですぐわかります。

今回問題の杭はこの種類だと思うのですが、支持層までセメントミルク(固化剤)などと地面の土と水を撹拌して杭を造る。セメントは、1トンや500キログラム袋があり、ずらっと並べて写真を撮ったりして単純な管理です。

通常撹拌3回、支持層への貫入50センチメートルなどが決められ、機械に設置されているデータで一本一本の所要時間が解るんです。そして問題があれば解るんです。

そんな単純な管理と、そのデータを偽装したと言う事だと思うのですが?

これ程の規模の物件で、一人の人間が或は技術者のモラルとして、或は管理体制として考えられません、通常。

おこったんですからそうなんでしょうけど!
その体制体質の問題だと思いますがね?

長々と書いてしまいました。

一本の杭の不良で、問題化した建物も幾度となく見ましたよ。残ながら