軒の出は建物を・・・・

 住宅の軒の出、敷地にゆとりがある場合、ある程度出している方が建物の為には絶対良いのです。

都会の狭い敷地の場合、境界などに越境するのか出していない場合が多々見受けられます。

鉄筋コンクリート或いは鉄骨などの場合、いわゆる陸屋根の時は出すことはありませんが(外壁はより耐候性の優れた材料を使用し、屋根が無い分雨仕舞にも注意しています)、通常の木造、軽量鉄骨などで屋根を付ける場合、一定の長さの軒の出はほしいものです。

 最近、住宅の外壁は左官仕上げが減り、サイデイングが主流になって来ました、耐候性はあるものの、軒との相乗効果を前提の材料です、完璧ではありません、経年中、雨風、時には台風、日差しなどから軒は結構建物を守ってくれています。

分譲会社が、自社造成敷地の都合でほとんど出していないのが原因でしょうが、直接壁や外部に先ほどの自然現象が作用し、ひどい場合はカビの早期発生、くもの巣などが係わり通常の数倍早く汚れが襲って来たり、劣化の原因にもなりえます。

脅かすようになってしまいましたが、現状がそうであれば注意し、これから購入予定の方は、記憶に留めて置いてください。