住宅リフォームの現状

住宅のリフォームは、小生の専門分野のひとつです。

20年ほど前、永らく勤めておりました木造最大手で、リフォーム事業の立ち上げの先頭を切り尽力致しました。

そのリフォーム分野に、その後、依頼があり戻ってシステムの作成と技術指導をしました。パック形式(みちがえると銘打って)を始動し、半年で運良く売り上げが5倍近くアップ致しました。

今は、その部署も上記の関連子会社として、全国展開を致しております。  自慢話になりました。<苦笑

そのリフォーム市場ですが、最近でも接する機会があるので、現状を参考として記載致します。

大手から、個人業者まで乱立しており、以前も触れましたが、構造を重視しない業者、それと、建築基準法を依頼者が要望したからと、無視する業者(面積、隣地からの寸法、高さなど)がかなり増加しております。

需要が増え、無理なリフォームをしなければならない、仕事まで取る必要が無いのに、不法な工事を行う場合も増えております。

原因のひとつは、業界も人手不足となり、基準法も知らない人が参入して来ている事が、挙げられます。

建築基準法の特に住居地域では、健全な地域を作る為に有るもので、無視すれば、いずれそのツケが回ってきます。

たとえば、決められた境界からの寸法確保は、近隣各家の風通しを良くし快適な生活が出来る、防火と、火災時でもスムーズに対処出来る、違法な高さは、日当たりが悪くなり、健康にも悪影響を来します。  

これが乱れて来れば、住み悪くなり不動産価値の評価も下がります。

注意したいものです。