今まで1300棟以上の住宅に携わって来て

 ビルや公共建築を経験後、設計、施工、リフォーム、営業で住宅に1300棟以上直接携わってきましたが、住宅の仕様や間取りが同じであれば、建てる地域が異なっても金額にそんなに大きな差は生じませんが(平均的な物件であれば坪単価はよく似ている)、建てる場所により価値(住みやすさ)が大きく異なります、地理的な自然条件、近隣の諸条件、道路交通のアクセスなどにかなり左右されます、ひとつ興味深い事で、本当に個人的な見解を申し上げれば、団地内の道路幅の大小にて住民の方々の、仲の良し悪しが顕著に出ておりました、それは住まれている方の責任ではなく物理的な要因でその様に追い込まれるのだと思われますが大変気の毒な話です。(造成する会社の問題なのですが)

 予算の問題はありますが、土地或いは分譲住宅を購入される場合は、立地条件(がけ地、近隣河川、山の麓、これがもっとも危険な山の谷あい等)など金銭には換えられない問題にも注意してください。(凄腕の会社はどんな条件の物件でも買わせます)

 それと造成など人工的な要因も先ほどの道路幅、歩道、側溝排水、団地の向き(南北勾配など)等まずは先々の安全、快適さ、ご近所と仲良く生活出来るかなど注意してください。