たくさんの検査、調査の依頼を頂戴しております。
本当に有りがたく、ご依頼者様やパートナー会社様に感謝を申し上げます。
新築物件の検査では、住まいの基本確認は当然ですが、時間をかけより丁寧にチェックする事により今すぐには問題にはならなくても、年数が経てばどうかなと思われる建物の諸症状掘り出しも念頭におき、可能な限りの詳細確認を心掛けております。
昨今、中古の戸建住宅の流通が多くなりました。
「これだけは絶対必要ですよ。・・・?!」
それは購入前の中古物件の確認です。
これだけは、簡単に考えるのを避けるべきです。
状況により、最悪購入するべきでない物件、購入は可能でも修繕等にかなりの費用が必要な物件、条件が悪すぎる物件、などなど・・
一般の方が物件の良否を簡単に見抜くには限界があります。
小生のような業務の者でも、実は中古物件の調査に関しては相当な専門の経験と建築の広い分野の実務を経ていないと難しいのです。
仲介等をする業者さんにしても、不良物件を解っていて勧めている場合も多少はあると思いますが、すべてがそうでは無いと思います。また営業さんが物件状況をすべて熟知しているとは思えません。
余談
以前にも記載させて頂きましたが、国が定めた検査機関の始動で新築物件の一定レベルは確保されていると思います。
しかし、そこにはどうしても限界あります。まずは法規など基本の確認、残念ながらそれが精一杯でしょう。(1軒あたりの検査時間を見ても、数時間をかけるようなことは困難でしょう。?!)・・<がんばっておられますが。>
それと、一部の検査機関がされている中古物件の保証システムもまだまだこれからでしょうね。